ゴルフにおけるメンタルの重要性とその考え方について その⑩
最後に:煩悩を制する
『煩悩』という言葉を聞いたことはありますか?煩悩とは仏教上の言葉で、人を苦しめ、煩わせる心・悟りに至る道を妨げる心のことを指します。煩悩は1人につき、108種類あるいとわれ、煩悩を1文字で表すとされる108画の漢字があります。
その中でも、特に根源の深いものが、三毒『貪瞋痴(とんじんち)』と表され、苦しみの原因を作るものとして考えられています。では、その三毒をゴルフに落とし込んで考えてみると・・・
・怒り
自分の不甲斐ないプレーにイライラしてませんか?遅い前の組にイライラしてませんか?
うるさいギャラリーにイライラしてませんか?
難しいピンポジにイライラしてませんか?
・執着
自分のスコアばかり考えていませんか?
ライバルに勝つことばかり意識していませんか?
昔の飛距離に縛られていませんか?
理想のスウィングばかり追いかけていませんか?
・無関心
同伴競技者のボールを探してあげてますか?
同伴競技者に励ましの言葉をかけてますか?
進行や安全確保など、周りの組みへ配慮できていますか?
何かと言い訳してませんか?
残念ですが、とてもスマートなゴルファーには見えないですね・・・
でも、この三毒を完全になくすのは、人間である以上現実的に不可能でしょう。仏教の教えでは、それらをなくすとは考えず、それらを抑える、制御すると考えます。そのための第一歩が『気付いて手放す』で、そのためのツールがマインドフルネス・メディテーションなのです。
三毒などの煩悩を制し、良いこと、言動や考えを持つようになれば、自然と良い結果が生まれるのです。もちろんこれは日常生活や人生そのものでもあり、欲を持って生きることは決して悪くありませんし、欲求があることで成長することも多々あります。
ただ、その欲求が制御しきれず毒にならないよう努めること『中道』というちょうどいい状態で付き合っていきたいものです。そのためにも、ぜひマインドフルネス・メディテーションを継続して、豊かな人生をお送りください。
finished.
当協会はゴルフレッスンを商材としていますが、ゴルフレッスンはやめどきがあると、あえて提唱します。そうです!!最終的には自立したゴルファーになって欲しいのです。時にはゴルフスイングを見失うこともあるでしょう・・・時にはゴルフスイングがわからなくなることもあるでしょう。人生山あり谷あり、ゴルフも同じです。そんなゴルフ人生を楽しむことこそが当協会の目指すところで、このブログは自立したゴルファーを目指す全てのプレーヤーに向けた応援メッセージなのです!!
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